尖足(足首が伸びて固まること)傾向がある場合は、踵への圧迫を避け、足裏だけでなく足関節全体を支えるようにクッションを調整しましょう 。無理に足裏だけにクッションを入れると、かえって尖足を助長することがあります 。
皮膚の色: 足浴 健康な足の裏はほんのりピンク色ですが、色調の変化には注意が必要です 。
洗浄: ベッド上と同様に、石鹸を泡立てて、足全体、指の間、爪周り、かかとなどを丁寧に洗います 足浴 。
無理強いせず、患者さんが心地よくケアを受けられる方法を探してみてくださいね
足浴(そくよく)とは、部分浴の一つで、全身浴やシャワー浴などの入浴をすることが難しい方を対象に足先からふくらはぎを温めたり、足先を洗う入浴法です。
特に、水虫(足白癬)や創傷がある患者さんの場合は、さらに注意が必要です。
患者さんの「もう少し熱くしてほしい」「ぬるめがいい」という希望に応えたい気持ちはよく分かります
患者さん自身に洗ってもらう: 可能であれば、くすぐったさを強く感じる部分だけ、患者さん自身に洗ってもらうのも一つの方法です。
足浴を通して、患者さんの身体だけでなく心にも寄り添うケアを目指しましょう
高血圧または低血圧の人、絶食中の方や寝たきりが長い方は血圧の変化に注意を払いましょう。
特に高齢者や寝たきりの患者さんに対しては、身体的負担を最小限に抑えつつ、清潔保持と健康促進を両立させる配慮が求められます。
足は身体の末端に位置するため、心臓から最も遠く血流が滞りやすい特性があります。足浴で温かいお湯につけることにより、温熱作用によって血管が拡張し、血行促進のメカニズムが働きます。この血流改善効果は足部にとどまらず、全身の循環機能向上をもたらします。
ゴミ袋(汚染物用)、手袋(ディスポーザブル)、汚水用バケツ、膝を支えるクッションや枕、患者さんの衣類(着替えが必要な場合)
薬物療法はとても効果的ではありますが、原因が不明でないと効果が得られない、またいつも服用している薬との相性なども考慮する必要があります。